日記

【11月の家庭菜園収穫】無農薬の畑で採れた8種の野菜だより|季節をこえて実った恵み(前編)

IRISEE22

こんにちはIRISEE22です。
この数年、私は父と一緒に畑で家庭菜園を続けています。畑の管理や日々の世話は父がメインで、私は日本の固定種のタネ選びや苗づくり、植え付け前の準備、そして料理で食卓につなげる役割です。

今年の夏は特に暑さが厳しかったので、畑では草取りをあえてがんばりすぎず、草が土を覆ってくれる状態を活かしながら、自然のペースに任せるような畑づくりを続けています。

今回は、今年の11月中旬に畑で収穫できた8種類の野菜を、写真と一緒にまとめます。


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11月の収穫野菜(全8種)

今年の11月の畑は、思っていた以上ににぎやかでした。
収穫できたのは、ナス、ツルナ、ゴーヤ、落花生、サツマイモ、サトイモ、大根、大豆の8種類。

本来なら夏で終わるはずの野菜がまだ実っていたり、冬野菜が同じタイミングで育っていたりして、季節が重なり合うような不思議さと豊かさを感じる収穫になりました。


① ナス|秋口まで続いた実り

まず驚いたのが、ナスが11月まで元気に実ってくれたことです。
カゴいっぱいに採れたナスは、色も形もさまざま。畑の中で自由に育った表情がそのまま現れているようで、見ているだけでうれしくなりました。

11月中旬のナス。夏野菜がまだしっかり取れました!

育ててみてわかったこと
ここ数年の強い暑さの中で、草をあえて取りすぎないことは、私にとって“手抜き”ではなく“土を守る選択”になっています。
草が残ることで地面が直射日光にさらされず、土の乾きや温度上昇がやわらぐ。そうすると、土の中の菌や小さな生きものも落ち着いて働ける気がします。
結果としてナスの株が夏の疲れを引きずりにくく、秋口まで穏やかに実り続けてくれたのかもしれません。


② ツルナ|11月でも青々

ツルナは、畑の中でいちばん「まだ夏の時間が残っているみたいに」青々としていました。
葉がやわらかくてクセが少なく、さっと茹でたりお味噌汁に入れたり、日々の食卓にとても使いやすい野菜です。

11月とは思えないほど元気に茂っていました!

育ててみてわかったこと
この場所は以前、菌ちゃん農法を試して、発酵させた野菜の“漬物”のようなものを土に混ぜ、黒マルチでしばらくなじませた場所でした。
真夏のにおいがきつくて一度きりでやめてしまったのに、忘れた頃に効いてくるなんて、土の中の発酵は時間差で働くものなんだと実感しました。
すぐ結果が見えなくても、土はちゃんと覚えていて、静かに力をためてくれていたんだな…と思うと、畑の時間の流れの深さを感じます。


③ ゴーヤ|季節外れのうれしい収穫

11月にゴーヤが実っていたことにも驚きました。
例年ならとっくに終わるはずの時期なので、畑で見つけたときは「ほんとに11月だよね?」と声に出してしまうほど。
野菜の生命力に励まされつつ、畑の中の季節のリズムが少し変わってきているのかもしれない、と感じるきっかけにもなりました。

小ぶりではありますが、11月にゴーヤが収獲。なんだか沖縄みたい♬

育ててみてわかったこと
ゴーヤは、私は豚肉や卵と一緒に炒めてチャンプルにするのが大好きです。
暑さの季節のイメージが強い野菜なのに、晩秋まで実ってくれたことが、なんだか畑全体の力強さの証みたいに感じました。
収穫して食べると、季節をこえてちゃんとつながっている命の流れを、体の中に受け取るような気がします。


④ 落花生|初挑戦の塩ゆで体験

落花生も、日本の固定種で国内採種のタネを取り寄せて、今年はじめて育てました。
市販の落花生は海外産が多く、日本で有名な千葉県産はとてもおいしいけれど少し値段が高め。それなら自家栽培に挑戦してみよう、と思ったのがきっかけです。

土の中から実を掘り出す作業は宝探しみたいで、自然の恵みをまっすぐ感じられる時間でした。採れたての生落花生を塩ゆでで食べてみたら、ホクホクして甘みもあり、噂通りのおいしさで大満足。

皮の色が若干うすいですが、味はなめらかでやさしい味でした☆

食べきれない分は、通気性をよくしたハウスの中で天日干ししています。
いつもスーパーで見る落花生のように、ゆっくり乾いていくのを気長に待つ時間もまた、畑の続きの楽しみです。

落花生が土の中になることを初めて知った私。なんか可愛い♡

育ててみてわかったこと
落花生は“掘るまでわからない”ところが面白くて、土の中の世界に驚かされました。
採れたての生落花生をゆでて食べるおいしさは、本当に育てた人だけのご褒美だと思います。
乾かしていく過程も含めて、急がずに待つ楽しみがある野菜なんだな、と感じています。


⑤ サツマイモ|土の中の秋のごちそう

サツマイモは、掘り上げたときの重みがそのまま秋のごちそう。
父は焼き芋が大好物なので、収穫できると「今年もこの季節が来たね」と、ちょっとした楽しみになります。

ただ、里芋やジャガイモは毎年よく育つものの、サツマイモはもう少し甘みが出てくれたらいいな…というのが正直なところです。
甘さは土の状態や育ち方で変わると聞くので、これからも土づくりを少しずつ工夫しながら、サツマイモの味も育てていけたらと思っています。

今年のサツマイモはやや細身。虫食いの部分は土に返して、食べれる分だけいただきました。

育ててみてわかったこと
同じ畑でも、野菜によって得意・不得意があることを毎年感じます。
サツマイモはまだ“この土に合う育て方”を探している途中で、甘みが足りないのも、畑が出してくれているサインなのかもしれません。
だからこそ、来年は土の状態や畝の作り方を少しずつ試しながら、畑と相談するように育てていきたいと思っています。


⑥ サトイモ|冬支度のやさしい味

サトイモは掘ってみるまで姿が分からないのが面白いところ。
今年はコロコロとした芋がまとまっていて、土の中でじっくり力を蓄えてくれていたんだなと感じました。

この親芋から子芋たちができたと思うと実に面白い!子だくさんのサトイモ母さん☆

育ててみてわかったこと
サトイモは冬になるほどありがたさが増す野菜で、12月に野菜が値上がりしていく時期には、畑の恵みがいっそう心強く感じます。
土つきのまま乾かしておくと長く保存でき、必要な分だけ使えるのも助かるところ。
“保存できる野菜を畑で持てること”自体が、暮らしを支える力になるんだな、と実感しています。


⑦ 大根|冬の主役がまっすぐ育つ

今年はあえて小ぶりの大根を植えてみました。
扱いやすいサイズで、調理や保管が思った以上にラクになってよかったです。

ただ、少しピリッとした辛みが強めだったので、味付けは工夫が必要かなと感じています。以前作っていた自家製たくあんやべったら漬けを、久しぶりに仕込んでみようかな…と思っているところです。

大根はきれいな葉も食卓へ。これからの季節は大活躍です!

育ててみてわかったこと
小ぶりの大根は、切るときも使うときも気軽で、日々の台所に自然に寄り添ってくれるサイズでした。
辛みが強い年は、むしろ漬物にすると味が落ち着いておいしくなることを思い出して、久しぶりのたくあんやべったら漬けが楽しみになっています。
畑の味に合わせて台所で工夫することも、季節の恵みと仲良くなる方法なんだな、と感じています。


⑧ 大豆|豆しごとへつながる一歩

大豆は今年、日本の固定種で国内採種の「フクユタカ」をはじめて育てました。
無農薬の大豆を通販で買うと値段が高くて、以前から興味はあったもののなかなか手が出せなくて(笑)。
それならいっそ私たちで育ててみよう、と挑戦してみたのがきっかけです。

豆類はある程度、畑で処理をしないとベランダが大変なことに!!

今は、畑で収穫して乾燥させた皮付きの大豆を家に持ち帰り、さやから豆を出す作業をしているところです。昨年育てた小豆のときも感じたのですが、無農薬の豆類は虫がつきやすいんだな…と改めて実感しています。

ベランダで少しずつ作業しているものの、思った以上に手間がかかるので、来年は茎の部分と実をあらかじめ分けておくなど、もっと作業しやすくなる工夫が必要かなと思いました。

皮付きの豆を出し終えたあとは、茎の部分を袋に入れて畑へ返す予定です。
苗も、そこにいた虫たちも、そっと自然に戻していく。
畑からもらったものは、また畑へ。そんな小さな循環を大切にしていきたいと思っています。

無農薬、有機栽培の我が家のダイス、なんだか一粒一粒が愛おしい♡

育ててみてわかったこと
フクユタカを育ててみて、豆づくりは“収穫まで”より“収穫のあと”が本番なんだと感じました。
無農薬だと虫がつきやすいことも含めて、自然の中で育てるリアルを知れた一年。
畑に返す茎や、そこにいた虫たちも含めて、全部が循環の一部なんだと思うと、手間さえも大切な季節の作業に変わっていきます。
来年は作業のしやすさも工夫しながら、豆仕事につながる楽しみをもっと育てていきたいです。


前編まとめ

11月の畑は、秋と冬の中に、なぜか夏の名残まで混ざり合うような、不思議で豊かな時間をくれました。初挑戦の落花生と大豆も含め、今年も土と野菜からたくさんの恵みと気づきをもらえたと思います。

そして、ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
畑の時間はゆっくりですが、その分、ひとつひとつの季節や収穫が暮らしの中に深く残ります。この畑だよりが、みなさんの食卓や自然との向き合い方に、ほんの少しでもやさしい気づきとして届いていたらうれしいです。

次回の【後編】では、この収穫を支えてくれた土づくりや自然栽培を続けたい理由、そして畑で感じた季節の変化について、もう少しゆっくりまとめていきます。


参考にしている本とタネのショップ

2025年夏野菜の種と吉田俊道さんの本☆

この記事の畑づくりや日本の固定種のタネ選びについて、参考にしているものを載せておきます。もし気になる方がいたら、のぞいてみてくださいね♪

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熊本のおすすめ飲食店や、自然と寄り添う暮らしを綴っています。
日常の中で見つけた小さな幸せや心地よい時間を、大切に記録しています。
どうぞゆっくりとお楽しみください。
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