日記

ふきのとうの栄養と効能・アク抜き方法・春レシピ2選【ふき味噌・すいとん】

IRISEE22

こんにちは、IRISEE22です。熊本も少しずつ日差しが暖かくなり、土の匂いに春の気配を感じる季節になりました。

先日、畑でふきのとうを収穫しました。土を丁寧に洗い流し、手元にあったガラスの器に移してみると、素朴ながらも春らしい緑の色が目に飛び込んできました。

冬の間、寒さから身を守るために縮こまっていた体を、そっと目覚めさせてくれる春の山菜。今回は、収穫したふきのとうを使って、日々の体調に合わせた食事を用意した記録です。

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ふきのとうが持つ、体を整える作用

ふきのとう特有の「ほろ苦さ」には、春の体に必要な働きが詰まっているそうです。

フキノール酸(ポリフェノールの一種)
強い抗酸化作用があり、アレルギー症状を和らげる働きも期待されています。春先の花粉シーズンに寄り添ってくれる成分です。

カリウム
体内の水分バランスを整え、むくみの緩和や体の「巡り」をサポートしてくれます。

食物繊維・ビタミン類
腸内環境を整え、冬の間に滞りがちな体のリセットを助けてくれます。

自然の摂理は本当に面白く、その季節に育つものが、その時の体に必要なものを補ってくれるのだと改めて感じます。

胃腸を守るための大切な下処理(アク抜き)

ふきのとうには自然のえぐみや、そのまま食べると胃腸の負担になる成分が含まれているため、調理の前にしっかりアクを抜く時間をとりました。

① 根元の黒ずんだ部分を少し切り落とします。
② お鍋にたっぷりのお湯を沸かし、塩をひとつまみ入れます。
③ ふきのとうを入れ、3〜5分ほど茹でます。
④ お湯から上げたら、すぐにたっぷりの冷水に放ちます。
⑤ 水を何度か新しく換えながら、半日〜1日ほどじっくりと水にさらします。

時間をかけてお水にさらすことで、強い渋みが抜け、体に負担をかけない心地よい春の風味だけが残ります。

ノンオイルで作る、素朴な「ふき味噌」

一般的なふき味噌は油で炒めることが多いですが、普段から油を控えているため、家にある調味料だけでお鍋でじっくり練り上げる方法で作りました。

材料(作りやすい量)
・ふきのとう(アク抜き済み)…適量
・お味噌…大さじ2程度
・みりん…大さじ1
・お酒…大さじ1
・甜菜糖…少量

① アク抜きを終えたふきのとうの水気をしっかり絞り、細かく刻みます。
② 小鍋に、お味噌・みりん・お酒・甜菜糖を合わせて弱火にかけます。
③ ふつふつしてきたら刻んだふきのとうを加えます。
④ 焦げないように木べらでゆっくり練り、水分が飛んだら完成です。

油を使わない分、ふきのとうそのものの爽やかな香りと、お味噌の素朴な風味がストレートに味わえます。温かいご飯に少し乗せて、少しずつ春の香りをいただいています。

保存方法と賞味期限
清潔な保存瓶に入れ、冷蔵庫で保存します。ノンオイルで作っているため、賞味期限の目安は1週間ほどを目安にお召し上がりください。取り出すときは必ず清潔なスプーンを使い、水気が入らないよう気をつけると風味よく保てます。冷凍保存も可能で、その場合は1か月ほどを目安にお使いください。

昆布だしと米粉のふきのとうすいとん

まだ少し肌寒い日もあるので、温かい汁物も用意しました。小麦粉を使わない生活をしているため、すいとん生地は米粉で作っています。

材料(2人分目安)

米粉…約100g
・お湯(80〜90℃)…80〜90ml程度
・水…500ml
・昆布…5〜7.5g(約10cm角のもの1枚)※前日から冷蔵庫で水出し
・ふきのとう(アク抜き・刻んだもの)…小ぶりのもの1〜2個
・にんじん…40g
・天然塩…小さじ1/4
・醤油(たまり醤油の場合は数滴)…少々

① ボウルに米粉を入れ、80〜90℃のお湯を少しずつ加えながら箸で混ぜ合わせます。
② 触れる熱さになったら手でこね、耳たぶくらいの柔らかさになったら小さく丸めます。
③ 前日から冷蔵庫で水出しした昆布だしをお鍋で温めます。
④ 沸いてきたら、丸めたすいとんをそっと入れます。
⑤ すいとんが浮き上がり中まで火が通ったら、薄切りにしたにんじんを加えます。
⑥ にんじんに火が通ったら、天然塩で味を整え、風味づけ程度に醤油を数滴〜小さじ1/4加えます。(たまり醤油の場合は数滴で十分です)
⑦ 最後にアク抜きして刻んだふきのとうを散らし、火を止めます。

雑味のない昆布だしに、米粉のもちもちとした優しい甘み。そこにふきのとうのほろ苦さが加わると、お腹の中からじんわりと温まり、心が静かにほぐれていくのを感じました。

実際に作ってみて気づいたこと

ふきのとうは小ぶりのものを3個入れてみましたが、風味がかなり強く出たので、1〜2個でも十分に味が感じられます。お好みで調整してみてください。一晩水出しした昆布だしはしっかり風味が出るので、塩は小さじ1/4、たまり醤油なら数滴で十分でした。

また、昆布だしの中でそのまま米粉のすいとんを茹でると、だしにとろみが出て汁の透明感が少し薄れます。わたしはこのとろみが好きで、米粉の栄養もそのままいただけるのでこの方法で十分でしたが、透明なすまし汁にこだわりたい方は、別のお湯で一度すいとんを茹でてから昆布だしに合わせるとよいと思います。

わが家で使っているのは「傳右衛門たまり」。コクと風味がしっかりしているので、数滴加えるだけで味がぐっと引き締まります。添加物不使用で体にもやさしい一本です。気になる方はぜひチェックしてみてください。


春の台所から

特別な材料がなくても、家にあるものと、畑がもたらしてくれる季節の恵みで、十分満たされる食卓になりました。

ふきのとうのほろ苦さをひとくち味わうたびに、「今年も春が来た」と体の奥のほうで感じます。忙しい日々の中でも、こうして旬のものを丁寧に下処理して、静かに台所に立つ時間が、自分を整えてくれているような気がしています。

食べることは、体を養うだけでなく、心を落ち着かせることでもあるのかもしれません。春の山菜が教えてくれる、小さくて丁寧な暮らしのリズムを、これからも大切にしていきたいと思います。

ABOUT ME
IRISEE22
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熊本のおすすめ飲食店や、自然と寄り添う暮らしを綴っています。
日常の中で見つけた小さな幸せや心地よい時間を、大切に記録しています。
どうぞゆっくりとお楽しみください。
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