樹齢80年の森のしずく。生活の木「ヒノキ精油」で、おうち森林浴はじめませんか?
こんにちは、IRISEE22です。
前回は「ヒノキの香りの手作り柔軟剤」の記事を書いたのですが、使い続けているうちに、ふと「このヒノキ精油って、どんな成分が入っているんだろう?」「なんでこんなに落ち着くんだろう?」と気になり始めました。
そこで今回は、生活の木のヒノキ精油について、その成分や産地について調べてみました。
調べてみると、日本の森の背景と、私たちの心と体を整える成分の働きが見えてきました。
製造現場の様子や活用レシピもまとめましたので、参考にしていただければと思います。
生活の木の「ヒノキ」はどこから来たの?
この精油が生まれた場所は、世界遺産・熊野古道でも知られる三重県尾鷲(おわせ)市です。

厳しい環境が「強い香り」を育てる
尾鷲は、檜にとって厳しい生育環境です。山が急で、他の地域と比べて檜の成長速度が遅くなります。
その分、年輪の密度が高く、油分も多い木が育ちます。私たちが感じる香りの強さは、この環境が生み出したものです。
樹齢約80年、「根元」の力を活かす
生産者の方によると、生活の木のヒノキ精油は樹齢約80年の木を使用しています。使われるのは、建材(家の柱など)には向かない「根元」の部分。
約80年かけて育てられた檜は、まず建材として活用され、その後、根元部分が精油の原料になります。さらに精油を抽出した後のチップは、バイオマス燃料として再利用されます。
森の命を無駄なく使う、持続可能な精油です。
1トンからわずか12kgの「貴重な精油」
実際の製造現場の資料によると、1トン(1,000kg)ものヒノキチップから採れる精油は、わずか約12kg。割合にするとたったの1.2%です。

精油ができるまでの工程
- まず檜材をチップ状に加工します
- そのチップを大きな蒸留釜に入れ、蒸気を通します(水蒸気蒸留法)
- 約5時間ほど蒸気を通すと、精油と蒸留水が抽出されます
- 精油は蒸留水よりも比重が軽いため、上部に浮かびます
- 丁寧に分離して、完成
この小瓶に入っているのは、森のエネルギーが凝縮された精油です。
香りの成分と「3つの効果」
ここからは、調べて分かった「香りの秘密」について解説します。

香りの特徴:リラックスとリフレッシュのバランス
ヒノキの香りは、西洋のヒノキ(サイプレス)と比べると、角がなく丸みのある香りが特徴です。
以下の2つの成分がバランスよく含まれています。
- α-ピネン(モノテルペン類):森林浴効果があり、頭をスッキリさせる(リフレッシュ)
- δ-カジネン(セスキテルペン類):心を落ち着かせ、鎮静させる(リラックス)
疲れを取りながら、気持ちも整えてくれる。このバランスがヒノキの特徴です。
【効果1】心への作用(メンタルケア)
穏やかな鎮静作用が、高ぶった神経やイライラを鎮めてくれます。緊張が緩むことで、安眠のサポートにも役立ちます。
【効果2】体への作用(ボディケア)
成分が血行を促進してくれるため、冷え性やむくみのケア、筋肉痛の緩和にも役立ちます。お風呂での使用が向いているのはこのためです。
【効果3】暮らしへの作用(ホームケア)
ヒノキには、木が自分を守るための抗菌・抗ウイルス・防虫作用が備わっています。お部屋の空気を浄化したり、クローゼットの防虫やダニ対策に使えます。
おすすめの使い方 2選
成分が分かったところで、柔軟剤以外のおすすめの使い方をご紹介します。
① 血行を良くする「ヒノキのお風呂」

血行促進効果を活かすなら、お風呂が適しています。自宅の浴槽で檜風呂の香りを楽しめます。
使い方:
天然塩(大さじ2〜3)に精油を2〜5滴混ぜてから、お湯に入れます。
※精油は水に溶けにくいので、お塩やキャリアオイルに混ぜてから入れると肌に優しいです。
② 「ヒノキの消臭・除菌スプレー」

抗菌・消臭作用を活かして、お部屋の空気を整えるスプレーを作りましょう。精油が手につかないよう、ビーカーなどを使って作るのが安全です。
🥣 用意するもの(出来上がり 50ml分)
- スプレー容器(50ml用・アルコール対応のもの)
- ガラス製のビーカー(または耐熱容器)
- ガラス棒(混ぜる用・なければ竹串などで代用可)
- 無水エタノール:5ml(小さじ1)
- 生活の木 ヒノキ精油:10滴〜20滴
- 精製水:45ml
📝 作り方
- 清潔なビーカーに「無水エタノール」を5ml入れます
- そこに「ヒノキ精油」を垂らし、ガラス棒でよく混ぜ合わせます
(※精油は水に溶けないため、先に少量のアルコールで溶かします) - 精油が溶けたら、「精製水」を45ml加えて、さらによく混ぜます。全体が白濁します
- 混ざったら、スプレー容器に移し替えます。蓋をして完成
(※防腐剤不使用のため、2週間を目安に使い切ってください。使う前によく振ってください)
💡 おすすめの使い道
- 寝室の空間に:寝る前に空間へひと吹き
- 洗いにくい家具に:ソファやカーペットなど、洗えない布製品の消臭・ダニ対策に
- 玄関やトイレに:空気がこもりやすい場所の浄化に
まとめ
樹齢80年の尾鷲ヒノキから生まれた、生活の木のヒノキ精油。そこには、日本の森が長い時間をかけて育んだ香りと、私たちの心と体を整える成分が含まれていました。
柔軟剤で衣類を香らせるのも良いですが、お風呂やスプレーで、お部屋ごと森の香りに包まれてみるのもおすすめです。
🎥 動画と商品リンクはこちら
記事の中で触れた「精油ができるまでの様子」と、今回使用した「生活の木 ヒノキ精油」の公式ページを載せておきます。
▼ 【動画】ヒノキ精油ができるまで(約1分)
▼ 生活の木 公式ショップ(楽天)
お風呂やスプレーで楽しむなら、10mlサイズ(標準サイズ)が使いやすいです。
🏠 熊本にお住まいの方へ
「実際に香りを試してから買いたい」という方は、実店舗に足を運んでみるのもおすすめです。熊本では鶴屋百貨店の中に直営店があります。
専門のスタッフさんがいるので、ヒノキ以外の香りについても相談できます。
🌿 生活の木 熊本鶴屋店
- 場所:熊本市中央区手取本町6-1 熊本鶴屋 東館B1階
- 営業時間:10:00~19:00(※鶴屋百貨店の営業時間に準ずる)
- アクセス:市電「通町筋」または「水道町」電停からすぐ
- 生活の木店舗情報:熊本県&全国の店舗一覧
※最新の営業時間等は、お出かけ前に公式サイトをご確認ください。


