こんにちは、IRISEE22です。
先日、くまもと銘菓『お菓子の紅梅』で上生菓子を購入してきました。
こちらのお菓子は、くまもとの『肥後六花(ひごろっか)』をモチーフにされているそうです。
ふっくらとした質感、上品な色合い、花びらの先まで繊細に形つくられています。
見れば見るほど、職人の技術とこだわりがお菓子から感じられ心が癒されます♡
今日は、くまもと銘菓『お菓子の紅梅』、上生菓子の試食の感想、肥後六花などについて簡単ではありますがご紹介したいと思います。
くまもと銘菓 お菓子の紅梅
熊本県(九州)で有名な老舗和菓子店。
阿蘇の大自然に抱かれ、良質の伏流水に恵まれた地で厳選した材料から作られる風味豊かな和菓子を販売。
企業理念は「くつろぎのごちそう」のもと「新しい、素敵な、生活」を提案されています。
(技術の研鑚)
お菓子は心を伝える大切な方への贈りもの。
職人たちは、伝統の技を受け継ぎ、高い技術を身につけ、日々腕を磨いています。
阿蘇西原工場は、和菓子部門9名、洋菓子部門1名の一級技能士有資格者を擁し、さらに指導員の資格取得をめざすなど、研鑽に余念がありません。
和菓子部門の一級技能士は、県内有資格者の3分の1を占めます。
(お菓子の紅梅ホームページ参照)
商業用として機械だけに頼らず、昔ながらの伝統を受け継いだ職人の方が丁寧に作られているところがいいですね。
美しい形、上品な味、なめらかな食感、一年の四季をお菓子から感じることが出来る。私が和菓子を好きな理由の一つでもあります。
くまもとの花 肥後六花
肥後六花(ひごろっか)は、肥後椿(ひごつばき)、肥後芍薬(ひごしゃくやく)、肥後花菖蒲(ひごはなしょうぶ)、肥後朝顔(ひごあさがお)、肥後菊(ひごぎく)、肥後山茶花(ひごさざんか)の6種の花の総称。
肥後六花の共通の特徴としては、花芯(雄蕊)が見事なこと、花形が一重一文字咲きであること、花色の純粋なことの三点がある。
熊本県と熊本市は、1972年(昭和47年)から2年かけて熊本城内に「肥後名花園」を設置している。 (Wikipedia参照)
また熊本城近くの城彩苑の桜小路内にも熊本紅梅庵があります。
私も桜の季節に何度かお店に立ち寄り、和菓子とお茶を頂き休憩したことがあります。
ほっと一息できる空間がお気に入りです♡
こちらの写真は2016年3月に撮影した我が家の肥後椿。
父は「これは肥後椿だ」と言っていますが、かなり昔から我が家にある苗で正式な肥後椿かどうかは謎です(笑)
でも当時の私もこちらの花は好きだったみたいで写真で残していました。
肥後六花の写真や説明が、とてもきれいに見えるサイト
『お菓子の紅梅』上生菓子 肥後六花
私が『お菓子の紅梅』の上生菓子を始めて目にしたのは、熊本城近くの城彩苑でした。
以前から、店頭で眺めてはキレイだな~♡食べたいけれど食べるには勿体無いよね。生菓子だから、このあとフラフラと他のお店を探索してたら痛んじゃうしな~
なんて思いながら、いつかいつかで数年経過!
今回、別の用事で「お菓子の紅梅」に行くことになり、店頭で久しぶりに見かけて六種類を全部買うか迷ったのですが、生菓子でも甘すぎると正直多くは食べれません・・・
まずはお試しで、色鮮やかで可愛らしい「肥後菊」と「肥後芍薬」を購入してみました。
その他の情報は『お菓子の紅梅』上生菓子 肥後六花をご参考ください。
肥後菊
武士の修養として肥後菊栽培
肥後菊の栽培にはいくつかの特徴があります。肥後菊の形は、花が一重咲きで平開する薄物の三系統、花弁の形は平弁と管弁の2種類で、色は紅、白、黄です。
そして最大の特徴ですが、肥後菊は1本だけで植えるものではなく、花壇に植えられた時の全体の調和の美しさを肝要とします。したがって花壇にはたくさんの種類を植え、前・中・後列と3列にし、高さも低・中・高の順に育てるというような栽培の決まりごとが生まれました。
花色と花弁の色が異なる6品種が必要ですので、最低18品種を揃えないと、肥後菊花壇をつくる条件が満たされません。花だけの美しさというより「花形」、すなわち茎、葉、花、植え込まれた全体のバランスが求められたのです。
種類が違えば、性質も違う菊を上手に育てることは、個性を尊重しつつ調和をとるリーダーとしての武士の人づくりにも共通することです。その難しい作業が武士の修業として広く認識されていったのではないかと考えられます。
(ふるさと寺小屋参照)
私の菊のイメージと言えば花瓶に生けても長持ちがして、生命力が強く、お供えなど利用したりと神聖な花だと思っていました。
まさか武士の修養としても利用されていたとは!とても興味深いですね☆
肥後菊の歴史や栽培の決まりなどの情報を知っていると、より和菓子の味わい方が楽しめるような気がします。
肥後芍薬
一重咲き、あるいは一重から三重の蓮華咲きとされる。大輪で、直径は30センチメートル以上にもなる。花弁数は8枚から20枚。花色は白、桃、赤、淡紅、紫、緋、海老茶など。
花芯は豊かな梅芯で、100-200本の雄蕊が盛り上がるが、ツバキとは異なりシャクヤクは本来そのような形であるため、花芯の盛り上がりは見事である。
この盛り上がりが大きいものほど優秀とされる。花期は4月下旬から5月上旬。
(Wikipedia参照)
肥後芍薬は六種類の中でも一番目を引き、芸術品のようです!
芍薬の花言葉は「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」「慎ましさ」だそうで、女性を連想させるよな清楚で上品な味でした。
まとめ
今回、数年前から気になっていた『お菓子の紅梅』の上生菓子2種を試食しました。
正直もっと早くこの味を知っていればと思うくらい、個人的にとても美味しいお菓子だと思います。
特別な日や、ご褒美は勿論のこと、和菓子好きな方には贈り物として喜ばれるかと思います。母の日、誕生日、記念日など~
和菓子を一口味わえば、風味、花の美しさ、日本の四季の移り変わり、肥後六花の歴史的背景をイメージ出来たら素敵ですね。
今度『お菓子の紅梅』に足を運んだ際には、他の種類も購入してみたいと思いました。
では、今日はこのへんで失礼します。
ブログを読んでいただきまして、ありがとうございました。